こんにちは、おもちです。
日々、医療事務業務をこなしていく中で気をつけなければいけないことが『保険証やマイナンバーの取り扱いについて』です。
保険証やマイナンバーカードは患者さんにとっては大切な物でなくしてはいけない物ですが、医療事務員の方であれば毎日たくさんの人の物を目にするものです。
私が今まで勤めてきた中で、医療事務員が保険証の取り扱いに関して注意したほうがいいと思ったことをまとめました。
そして、マイナンバーカードに保険証が切り替えになったことで起きることも併せて紹介します。
この記事のポイント
保険証の取り扱いで注意すること
保険証のコピーを取って原本を返し忘れる
これ新人あるあるな気がするんですが、患者さんからコピーをもらって保険証をコピー機に残したままになっているケース。
対策としては、『コピーを取ったらその場ですぐ保険証を患者さんに返却する』です。
患者さんが保険証を返されていないことに気づけばいいのですが、コピー機に残したまま患者さんが帰ってしまったら再度来院していただくことになってしまいます。
そのようなことを防ぐためにも保険証はすぐ返却しましょう。
コピーした保険証が使えない保険証だった
国保や後期高齢者の保険証だとよくあることですが、患者さんが提示した保険証自体の有効期限が切れている物や、使用開始期間が来月からの保険証だったりします。
使えない保険証をコピーして気づかずに登録してしまったら、後々大変なことになるかもしれません。
例えば、負担割合が変わっていて差額をいただく又は返金するなど発生してしまい患者さんに迷惑をかけてしまうなどです。
後は、途中で国保から後期高齢者に変わったパターンもあります。
その場合は保険番号も変わるので確実に使えるものを確認できるようにし、保険証を提示した時点で気づけるようになる力をつける必要があります。
保険証が患者本人の物ではなかった
家族の保険証をまとめて持ち歩いている患者さんあるあるです。
間違えて他の家族の保険証を提示してしまう患者さんもいますので、保険証は名前も患者本人と一致しているか確認も必要です。
これも、誤った保険番号を登録してしまいレセプト請求ができなくなり、患者さんに正しい保険証を提示していただくよう説明する必要があります。
預かった保険証を院内で紛失する
これは今まで経験がないのですが、保険証登録のために預かって患者さんに返そうとしたときになくなるパターン。
他の病院でこのようなことが起きているのかはわかりませんが、私は保険証を預かったら決まったスペースに置くなど無くさないように気をつけています。
マイナンバーの取り扱いについて
結局保険証が必要な場合がある
マイナンバーカードで保険情報を登録すれば、保険者番号も記号番号も間違いなく入力できるので、事務側としてはとても助かるのですが…。
『マイナンバーカードの機械が壊れてしまい使えない』
『暗証番号がわからない、顔認証が通らない』
上記のような事案が起きてしまった場合、結局従来の保険証が必要になります。
市町村や保健組合からは「保険資格確認書」というものが交付できるそうですが、結局カード2枚持ちになってしまい、マイナンバーカードの意味がないなと思ってしまいます。
まとめ
今回は保険証とマイナンバーカードの取り扱いに関する内容の記事でした。
保険証もマイナンバーカードも患者さんにとって大事な物ですので、取り扱いは慎重にしたいものです。
取り扱い方によっては患者さん本人に迷惑をかける場合もあります。
レセプト請求でも誤った保険証で請求してしまうと返戻されてしまうので日頃から気をつけていきたいですね。
以上、おもちでした。