就職・転職

精神科の医療事務について。精神科勤務歴のある医療事務員による感想。

こんにちは、おもちです。

私は新卒で精神科のクリニックに就職し、3年間勤めました。その後、保険者のレセプト点検業務を勤めた後、現在の総合病院勤務に至ります。

精神科の医療事務はあまりイメージわかないかなと思いますが、今回は「精神科の医療事務」についての記事です。

精神科の医療事務について

精神科は基本予約制

精神科は医療機関ごとで異なりますが、初診も再診も予約制のところが多いです。

予約制の良いところ
  • 一日の患者数を把握できる。
  • 来院する患者さんのカルテを予め出しておけるため準備ができる。
  • 予約が少ない日は患者さんの来院がないため、レセプト点検など別の業務に手を回すことができる。

患者の来院が少ない時間帯がわかるため、この時間にレセプト点検をしていました。そのおかげで残業もほとんどなかったです。

精神科のクリニック勤務だと、1日に来院する患者さんも少ないため暇なときも割とありました。

算定項目が少ないため医療事務初心者に優しい

精神科のみのクリニックは点数の算定項目が本当に少ないです。

精神科でよく算定される項目
  • 初診料・再診料
  • 処方箋料
  • 通院・在宅精神療法(30分以内)
  • 通院・在宅精神療法(30分以上)

2022年4月の診療報酬改定で、通院・在宅精神療法の算定内容が変更されました。

【初診料を算定する初診の日において、60分以上行った場合】

(1)精神保健指定医による場合 560点

(2)(1)以外の場合 540点

【30分以上行った場合】

(1)精神保健指定医による場合 410点

(2)(1)以外の場合 390点

【30分未満の場合】

(1)精神保健指定医による場合 330点

(2)(1)以外の場合 315点

おもち
おもち
採血をするときは算定項目が増えるけど、基本はこのくらいだよ。医療事務初心者の方でも安心して勤められると思う。
ひろくん
ひろくん
たしかに。算定項目が多いと計算が大変だもんね。

精神疾患への理解が深まる

精神科に勤めていると、様々な患者さんが来院されます。精神疾患といえば、知名度の低い病名や症状もあります。

仕事をしていく中で、精神疾患の患者さんに関わると同時に精神疾患への理解も深まっていく思います。

おもち
おもち
一緒に働いていた医療事務スタッフは、最初は「精神科の医療事務はやめたほうがいい」って周りに言われたんだって。でも、別にそんなことなかったって言ってたよ。
ひろくん
ひろくん
そうなんだ。みんなはそういうイメージなんだろうけど、実際は違うんだね。
おもち
おもち
そうそう。自分は個人的に精神科の医療事務はしてよかったと思っているよ。いつも話しかけてくれる優しい患者さんもいたしね。

精神科クリニック勤務は総合的によかった

私的に精神科クリニックに勤務してよかったと思っています。

理由として…

  • 1日の来院患者人数が少ない
  • 予約制なので、いつ誰が来院するのか事前に把握できる
  • 来院患者人数が少ないことに伴い、月のレセプトの件数も少ない。従って、レセプト残業がない。
  • ほぼ定時で退勤できる。

レセプト残業がないこと、患者数も少なく、気持ちに余裕を持って働くことができます。

  • 激務に疲れてしまった方でのんびりとした仕事がしたい。
  • 医療事務に興味はあるけど、いきなり総合病院への勤務や患者数の多いクリニックへの就職には自信がない。

このような方には特に精神科のクリニック勤務はおすすめです。

まとめ

今回は、精神科の医療事務についての記事でした。

精神科のイメージはあまり良いイメージは浮かばないかなと思いますが、実際に働いてみるとそんなことは全然ないです。

医療事務初心者の方、のんびりと仕事をしたい方は精神科の医療事務おすすめです!

以上、おもちでした。