診療点数早見表

診療報酬請求で使われるレセプトとは。

こんにちは、おもちです。

みなさんは医療機関で毎月行われている業務に「診療報酬請求」というものがあることはご存知ですか?

ひろくん
ひろくん
毎月10日までに提出する書類だよね。ちょっと聞いたことあるよ。
おもち
おもち
そうそう。以前、医療事務の仕事内容の説明でそのことを少し教えたよね。

レセプトとは

医療機関を受診した患者さんつまり被保険者の一人一人の一月分の医療行為をまとめた明細書のことをレセプトといいます。

社会保険や国民健康保険などに加入している方は、医療機関を受診すると医療費の自己負担額が3割の金額など軽減されると思います。医療費の残りの7割を毎月保険者に請求しています。

医療行為一つ一つに点数が決められている。

例えば、初診料が282点として、価格に直すと2,820円になります。

つまり、被保険の患者さんは初診料を算定された場合は2,820円の3割を医療機関側から請求されます。

ひろくん
ひろくん
そっか。じゃあ、レントゲンとか手術なども点数が決められているの?
おもち
おもち
そうだよ。その医療行為一つ一つに点数が決められているんだけど、点数が載っている辞典があるよ。この本は医療事務を仕事にしている人にとって必須アイテムだよ。

レセプトに記載する主な内容
  • 令和何年何月分のレセプトなのか記載する
  • 患者さんの名前と性別と生年月日、保険者番号、病名
  • その月に行った医療行為や使用した薬剤の合計点数

毎月10日までに先月分のレセプトを保険者に提出する。

例えば、令和元年5月分のレセプトであれば、令和元年6月10日までに保険者にレセプトを提出しなければなりません。

そのためレセプトチェックは5月末から10日付近にかけて本格化します。

最近ではレセプトチェックはレセコンでのチェックが多くなっているようですが、やはり人の目で見ないと見逃してしまう内容も多いです。

現在は、レセプトも電子化が進み紙媒体での提出ではなくオンラインでの提出が主になりました。

患者数が多い病院やクリニックではオンライン請求が主ですが、患者数が少ないクリニックなどでは紙媒体での提出もあるようです。

レセプトまとめ
  • レセプトとは患者さん一人一人の一月分の医療行為が記載されているレシートのようなもの。
  • 医療行為に対して点数が決められており、その総点数を保険者に請求する。
  • 月末から10日にかけて、レセプト作成とチェックが本格化してきて忙しくなる。
  • レセプトの提出はオンライン請求が主だが、患者数の少ないクリニックなどは紙媒体での請求がある。