こんにちは、おもちです。
みなさんは「現役並み所得者」という言葉はご存知ですか?
ひろくん
現役並み所得者?
おもち
高齢者医療制度の中で用いられる言葉なんだよ。
この記事のポイント
高齢者の現役並み所得者とは
平成30年8月より、現役並み所得者の区分が3つになりました。
現役並み所得者Ⅲ
住民税課税所得が690万円以上の後期高齢者医療被保険者及び、同一世帯内の後期高齢者医療被保険者。
現役並み所得者Ⅱ
住民税課税所得が380万円以上690万円未満の後期高齢者医療被保険者及び、同一世帯内の後期高齢者医療被保険者。
現役並み所得者Ⅰ
住民税課税所得が145万円以上380万円未満の後期高齢者医療被保険者及び、同一世帯内の後期高齢者医療被保険者。
現役並み所得者以外の区分は「一般」と「低所得者」
一般
「現役並み所得者」と「低所得者」以外の人。つまり、住民税が課税されている人で、「現役並み所得者」に該当しない人が「一般」になります。
低所得者Ⅱ
世帯の全員が住民税非課税の人で、「低所得者1」に該当しない人。
低所得者Ⅰ
世帯の全員が住民税非課税で、その世帯の各所得が必要経費・控除を差し引いたとき、0円となる人。
現役並み所得者は医療費が高くなる?
おもち
例えば、70歳〜74歳の方は一般的に2割負担なんだけど、現役並み所得者の方は3割負担なんだ。あとは、75歳以上の後期高齢者の方で現役並み所得者の方の医療費の負担割合も3割になるよ。
ひろくん
75歳以上の後期高齢者の方で、一般や低所得者の区分の方は医療費は1割負担ということ?
おもち
そういうことになるよ。
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おもち
高額療養費も医療費が区分ごとで違うよ。
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高齢者である程度収入がある方は医療費がかさむので要注意です。
現役並み所得者まとめ
- 平成30年8月より、高齢者の現役並み所得者の区分が3つに分かれた。
- 現役並み所得者は、高齢受給者証も後期高齢者保険証も3割負担。
- 高額療養費も上限額が高く設定されているため、所得が多ければ多いほど医療費がかさむことになる。
2020年12月11日追記
75歳以上の高齢者の方で、年収が200万円以上の収入がある方は医療費の1割負担が2割負担への引き上げが決定しました。
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