こんにちは、おもちです。
医療事務員の方は月初めはレセプト作業で忙しく大変だと思います。
今回はレセプトにつける病名のつけ方と、おすすめの参考書の紹介をしていきます。
この記事のポイント
レセプトに記載する病名について
病名をつけないと査定される
病名は、処方されている薬やその患者さんに行った診療行為に対してつけます。
その病名の記載がレセプトから抜けていると、査定されて減点されてしまいます。
例えば、超音波検査(エコー)に対する病名が抜けている場合、そのエコーの点数が減点されてしまいます。
レセプトのエラーチェックだけに頼らないように
最近のレセコンや電子カルテは、病名チェック機能がついているものが多いです。その機能を使っている病院も多いと思います。
しかし、レセプトのエラーチェックだけでは限界があり、人の目で見ないと把握できない病名もあります。
処方されている薬によっては禁忌の病名もあります。
禁忌とは
特定の薬剤が処方されている患者さんの病名の中に、併用してはならない病名のこと。禁忌病名という。
病名チェックの負担を軽減させるには
日々の業務で医師が病名をつけたことを確認することや、処方された薬や行われた検査や処置などに対する病名がついているかの確認を毎日行うことが大切だと思います。
それによって、月末月初のレセプト作業が楽になりますし、査定される項目も少なくなります。
レセプトチェックでおすすめの参考書
2023年版診療点数早見表
医療事務員や医療事務の勉強をしている人は必ず持っている一冊です。診療報酬は2年に1度更新されるため、2年ごとに買い替えが必要です。
最近はコロナの影響で2022年から2023年の一年の間でも内容がいろいろ変わっています。
令和5年版薬効・薬価リスト
薬の病名や効能、禁忌病名などの一覧がすべて記載されています。
この中には内服薬の他に、外用薬や注射薬も記載されています。
病名一覧
これがあると、とても便利です。
病名に対してこの薬は投与していいものなのかと疑問に思った時に、この本を見るとどういう症状でどういう薬を投与するのかなど記載されています。
なので、病名に対する疑問を残さずに安心してレセプトチェックをすることができます。
2022年版検査・画像診断事典
検査や画像検査に対する病名チェックはこの本がおすすめです。
この本には検査の点数とどのような検査なのか、そしてその検査に対して適合した病名が記載されています。
検査病名はこの本を参考にすると良いかと思います。